どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【薬剤師の年収】週刊ダイヤモンドで発売された薬局戦争に関してのコメント

はい。太郎です。

 

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今回は、最近発売された週刊ダイヤモンドの薬局戦争についてに話していきたいと思います。

 

その中でも、今回は薬剤師の年収とキャリアについて書いてあるものについて話していきます。

 

ざっと読みましたが、だいたい書いてあることは当たっていると思います。薬剤師の監修があったかもしれません。ただ、書いてあることは正しいけど、現場の薬剤師からしたら、ちょっとイメージと違うような違和感があります。

 

その記事では、

薬剤師なら製薬会社の研究開発が高級取りでやりがいもあって、最高峰だろうという書き方です。その一方でドラックストアと調剤薬局は誰でもすぐなれるけど、やりがいは製薬会社よりは劣るような感じの印象を受けます。確かに書いてあることは正しいですが、なんか違うよねって感じです。

 

週刊ダイアモンドでの持っていきたい方向はわかります。薬局の報酬はこれから微妙になるから、薬剤師として薬局に勤めるのはやりがいも微妙だし年収もそこまで高くないですよ。という風にしたいのは伝わります。

 

ただ、薬局の報酬が減ったとしても、薬剤師が1番輝ける場所は薬局でしょう。これはほぼ断言できます。

 

製薬会社の研究開発は輝けないわけではありません。週刊ダイヤモンドの言う通り、1番エリートで、超有能の層でしょう。年収も800から1200となっています。これも正しいでしょう。製薬会社は40代平でも800は到達します。管理職になれば、1200から1500です。なので、薬のエリートと言っても過言ではありません。ただ、学生のスーパーエリートが研究開発に入ったとしても、入社してから凡人になる可能性があります。入社してくるライバルが超有能なので、それに勝らないと埋もれるのです。

 

私は私立薬学部ですが、製薬会社の研究に入れるのは、大学で首席レベルの頭脳を持つ人間でした。それは間違いないでしょう。その方と話しましたが、非常に論理的で頭が良い印象を受けました。そういう人材は、薬局であろうが、MRであろうが、輝くことができ、年収も高く維持できると想像できます。

 

結局その人次第なのです。

 

薬局の年収は400から600となっていましたが、平社員はそのくらいということです。マネージャーになれば800はいくし、1000万もらっている人材もたくさんいます。

製薬会社の研究開発にいくような超優秀な層は薬局業界でも、やりがいを持ち輝くことができるでしょう。優秀でなければ、それまでだったということです。

 

話は戻りますが、

なぜ薬局という場で、1番薬剤師が輝きやすいのか。これは、薬剤師しか競争相手がいないからです。そういう環境は薬局しかありません。ドラックストアも製薬会社も他職種との勝負になります。超有能な人材でも、薬局という職場では薬剤師の免許がなければ、薬剤師の業務はできません。そういう意味では、ある程度優秀ではなくても薬局の場では輝ける可能性が高いということなのです。

 

もちろん、製薬会社の研究に入るような優秀層では、もっと容易に薬局業界で活躍できる可能性が高いのです。それなのに、やりがいが高いし年収が高いという言葉に踊らされて製薬会社に入るのは、ちょっとしたワナでもあります。

 

製薬会社で活躍するには、他学部の優秀層を押しのける能力が自分にある場合に限り、という条件的なものを週刊ダイアモンドには強調して欲しかったですね。

 

もし他学部を押しのける能力があれば、薬局業界ではかなり無双となるでしょう。他学部との競争はなくブルーオーシャンですからね。それをお伝えしたいです。