どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【薬剤師のキャリア】調剤薬局薬剤師以外の道は?

はい。太郎です。

 

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今回はキャリアの話です。調剤薬局以外への道は何があるのだろうという話です。私のわかる範囲でお伝えできたらと思います。

 

まずドラックストア。

これは、もう定番ですね。女性より男性比率の方が高いです。私もまずドラックストアに入りました。薬の知識というより、接客や店の運営、財務表の見方などの研修がありました。

ドラックストアの中でも調剤を扱っているところと無いところがあります。

調剤を扱っているところは、研修で薬の勉強をします。ただ、調剤薬局にはない、接客や利益率のことなどもやるので、より小売業の雰囲気があるでしょう。

 

ドラックストアでやる仕事は、

調剤と品出し接客です。調剤も前に病院が来なければ、ほぼ来ないので、品出しなどがメインになるかもしれません。

私がいたところは、忙しいところでしたので、8時間勤務のうち4時間はレジでした。レジと品出しで仕事が終わっていたのです。調剤があまりないところでは、それが実態でしょう。

 

運良く出世できれば、バイヤー職、マネジメント職などに就くことができます。ただ、薬剤師は専門職なので、かなり切れ者でないと出世の候補には選ばれません。競争が薬剤師以外にもなるので、厳しいということです。

 

次はMR

これも薬学部から割と人気の傾向があります。薬学部の中でもMRに就く人はイケてるよね?という雰囲気がありました。

その理由の1つは給与でしょう。だいたい30くらいで、普通にやっていれば、650プラス家賃補助や営業日当になります。実感として750くらいの待遇になります。

 

薬学部で人気な理由は、有名大卒でなくても、薬剤師免許と面接がうまくいけば、難関企業に入り込めるという点です。薬剤師免許があれば、MR認定試験の一部分は免除されます。また元々薬学の素養があるので、ある程度教育には費用を抑えられると企業は見ているのです。

 

ただ、このMR。人によっては向き不向きが当然あり、MRというキャリアで固定されやすいというのも少し自由度が減ります。

これは知人の話ですが、MRをやるとMRしかできねえと言っていました。話を聞いていると、その理由が2つあると思いました。

MRは高給だから、もう他の営業には行きにくいということ。

スキル的には、医師の個人営業に入るので、ポータブルスキルとして捉えられるかという点です。

MRは営業というよりMRというキャリアに分類される特殊な業界です。

 

また、MRが内資系と外資系に分かれます。

同じMR職でも全く違うようです。

内資系は年功序列、クビもない。給与が安定していて、40代超えて管理職になれば、1000万を超えます。

これだけ聞けばかなり良さそうですが、MR業界自体、45までは超ホワイト企業、45からは超ブラック企業と言われます。

これは、何を指しているというと、45までにプレイヤーとしての職位を脱しておかないと、リストラの対象となるということです。正確には早期退職を提案されるということです。

プレイヤーとしてはバリバリ体が動く30代には勝てません。ずっと定年までプレイヤーでいるというのは無理があるのです。

その対抗策として、内資ではいろいろ優しいことを従業員に提案しています。

 

まず、年功序列なので、割と高い確率で管理職になれるということ。

もう一つは外資と違い配置転換があるということです。内資では、ずっとMRで行くことに挫折を感じる方には他の部署への配置転換もあります。それによって、新たなキャリアを模索できる可能性があります。

 

そして、もう一つの外資系はどうでしょう。

外資は内資系と逆と考えていただければよいです。MRという職種で入ればMRです。辞めない限りMRです。内資と比べて出世が早いです。30代で所長も聞きます。

ただ、出世も早い代わりに、リストラもあります。アップオワアウトの文化が製薬業界には少し根付いているみたいです。。正確には、日本ではクビにできないので、追い出し部屋の部署に配置転換させて辞めるのを待つシステムです。

外資系MRは、薬剤師以外の方が入り込んでいるので、競争が激しく生き残れるかはその人次第です。また40代以降の働き方も考える必要があります。年をとれば出世というのは当然ながらないです。

実力があって、一気に出世して何千万ももらうのが、外資での成功イメージでしょう。

 

 

いかがでしょうか。

薬剤師でも割とキャリアが開かれています。

ただ、私が今まで社会人やってきて感じたことは、、

結局、何をしてもよいが、自分に合っている仕事を早期から見つけることが、よい人生を歩めるでしょう。

どの職種でも、自分に合ってさえいれば、他の人が到達できないような化け物になりえます。

 

ということに尽きると思います