どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【薬剤師のキャリア】肩書きのレバレッジ

こんばんは、太郎です。

 

 

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今回は、薬剤師のキャリア自論を語っていきたいと思います。

薬剤師は転職するのが容易です。するとポジションを高飛びしていくことが、理論上は可能です。

 

 

一般の日系会社でポジションを上げるには、10年やって主任、20年やって課長みたいにポジションを長い期間かけて築いていきます。

 

外資系ではどうでしょう。ポジションが空けば、その実力に見合う実績があれば採用されます。

 

2つの会社の特徴として、しっかり実力実績がある方が然るべきポジションに入るようなシステムになっています。

 

薬剤師業界の会社はどうでしょう。

なんといきなり管理薬剤師やエリアマネージャー職を募集しています。

なので、外資系のような雰囲気があります。

管理薬剤師の募集はどこでもしており、1人薬剤師の名ばかり管理薬剤師の募集もとても多いです。それに、管理薬剤師は実務経験が2.3年あれば、ほぼなれることができるでしょう。

 

10名の薬剤師を束ねようが、1名の1人薬剤師であろうが、同じ管理薬剤師なので、肩書きは同じです。ただ、実力は断然10名を束ねている薬剤師のほうが高いです。

 

実力の有無に限らず管理薬剤師にはなることができます。そして、その管理薬剤師の肩書きを持ってして、エリアマネージャーの募集のところに申し込むのです。

 

なので、うまくいけば4、5年ほどでエリアマネージャーの職に行くことができます。実力をあまり積めてなくても、肩書きをとっていけばうまくいくでしょう。

 

ただこの方法に注意しなければいけないのは、一般薬剤師のときに実力をちゃんとつけなけらば、転々と転職してエリアマネージャーになっとしても、元々の実力が薄いので、化けの皮が剥がれたとき逃げ場がないということです。外資系と違い、履歴書の肩書きで採用する傾向があるので、実力の有無はよくわからないのです。

1人薬剤師の管理薬剤師は、薬局の処方箋枚数が少ないただの一般薬剤師ですから、何百枚も稼いでいる薬局の一介の薬剤師よりも、もしかすると実力は劣るかもしれません。

 

実力が薄い1人管理薬剤師が、もし肩書きを上げてエリアマネージャーに転職成功できたとしても、その後に失敗する可能性は高いのです。失敗した薬剤師は、また一介の薬剤師へと戻ります。そしてコツコツとまた1から、実務経験を身につけるのです。

 

しかしながら、職位をどんどん上げても、運良く成功する方はいます。人間力の高さで、元々人をまとめる力があるひとは、ある程度薬剤師能力が低くても、エリアマネージャーが務まるでしょう。

そして、エリアマネージャーを3年くらいやれば、さらに職位を上げる可能性があったり、他の地域のエリアマネージャーの募集などもあるので、生き残る可能性があります。

 

薬剤師の転職は、外資系のように転職成功すれば職位が上がるシステムです。失敗したらまた一般薬剤師からというリスクがありますが、巻いて出世が可能です。

 

肩書きのレバレッジを使って、会社の重鎮になったら、もはや転職のプロでしょう。最初の面接で、才能があると思わせる力がかなり高いのです。そして、才能があると思わせて、いつのまにか、それ相応の才能になっていたのです。