どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

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【薬剤師のキャリア】病院、化学メーカー、化粧品メーカー

はい。太郎です。

 

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今回はキャリア論です。

以前のブログで薬剤師のキャリアにMR、ドラックストアがあるということを述べました。

 

【薬剤師のキャリア】調剤薬局薬剤師以外の道は? - どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

 

そのブログでも述べたとは思いますが、

薬剤師のファーストキャリアでは調剤薬局、ドラックストア、MR、この3職種だけで、だいたい8割を占めます。調剤薬局が肌感覚で4割くらい?ドラックストアとMR足して4割くらいかなあと思います。

 

残りの2割が病院と化学、化粧品メーカーがあります。病院が1割程度で、他の化学メーカーなどは、5%くらいでしょうか。どちらも薬学部としてはレアな職です。

 

病院は薬剤師には人気のキャリアですが、採用数がとてつもなく低いです。なので、ファーストキャリアがとても少ないのです。大きい病院でも数名とかその程度です。

その理由として病院の薬剤師のヒエラルキーがかなり下なのです。医師はトップでは間違いないですが、おそらくその次に来るのが看護師になります。その次に薬剤師とか他のコメディカルなので、待遇面でも低いのです。

 

これは知人の話ですが、病院には当直があり、深夜も働いたりします。残業もかなりありますが、つけたりつけなかったりだとか、、そんなに働いているのに、調剤薬局の定時上がりよりも給与が安い場合があります。

 

また病院は、意外と潰しが効かない場合があります。確かに薬の知識などは学びますが、注射の混合したり、外来の服薬指導をしない場合があるので、調剤薬局への転職で実務が役に立たない場合があるのです。

また調剤薬局は保険調剤の事も勉強しなければなりません。病院では専任の医療事務に任せているので、保険関係の仕事も積めない可能性が高いです。

 

これだけ揃えるとダメなことも多いですが、病院で働くことのメリットももちろんあります。まずカルテが見れること。これはかなりでかいでしょう。薬局では処方箋の裏読みによって疾患を探りますが、病院は直で見ることができます。これにより、よりチームプレイを意識した服薬指導が可能になります。

また病院勤めだと薬剤師の中ではくがつきます。調剤経験が20年以上で、超プロの薬剤師はだいたい病院経験があります。この経験はでかいです。その時の経験も自分のスキルのうちですから、かなりバックボーンの太い指導ができるでしょう。

 

また優秀な方であれば、大学教員の道もあります。調剤薬局出身では、よほど有名で本を執筆するくらいでないと教員にはなれませんが、病院出身であれば、病院のキャリアをひたすら突き進めば、教授の道もあります。

 

こんなところでしょうか。

 

あとは化学メーカー、化粧品メーカーです。これも薬剤師としてはレアな職でしょう。まず薬剤師での競争ではなく、文系、理系も加わります。ほとんどが営業として配属されるでしょう。化粧品メーカーであれば、ドラックストア、百貨店に営業していくことになります。新規案件ではなく、既に売上が獲得してある営業なので、メッセンジャーとしての営業でプレッシャーは少ないかもしれません。化粧品メーカーも、セルフでとる低価格帯の化粧品や、資生堂などのブランドメーカーがあるので、その違いによっても仕事内容が変わりそうです。

 

あとは化学メーカーですが、4年制の薬学部が就職する場合があります。研究として入るには、大学院まで行かなければなりません。それ以外は営業として入ります。化学メーカーよりは製薬メーカーのMRの方が全体的に待遇がよいので、そちらに流れるでしょう。ただ、どちらも40代で経営側、課長以上になれば、1000万くらいにはなります。

 

こんなところでしょう。

まとめると、調剤薬局40パーセント、ドラックストア、MRで40%.病院で10%、他の10%は他メーカー、公務員、麻薬取締官、等あります。

公務員と麻薬取締官はさすがに知人がいないので、ご紹介できませんが、そのようなレアなキャリアもあります。