どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【薬剤師のキャリア】プロ薬剤師は、宗教家のよう

はい。太郎です。

 

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今回はキャリア論というより、仕事論ですかね。まあキャリアも仕事も同じ意味ですが、仕事の意味みたいなものです。

 

タイトル通りプロ薬剤師は、宗教のようだ。とありますが、そもそもプロ薬剤師とは、薬剤師の中でも会社とか資格に頼らず、その人の名前だけで食っていける薬剤師の事を言います。

 

手練れの域を超えた薬剤師ですね。彼らはまず人として引き込む力があります。単に知識を教授しているのではなく、それ以外のカリスマ性。そういうものがあります。タレント性といいますか、一つの才能です。

そのカリスマ性に加えて、豊富なバックグラウンドと圧倒的な知識があります。

そういうプロには必ず客がつきます。

 

美容師で、この人には少し上乗せしてでも切ってもらいたい。と思わせるような人材です。皆共通していますが、彼らには一貫した仕事や知識に対しての理念が存在します。

 

プロ薬剤師なら、生活指導を徹底を目標とした薬剤師。あるいは薬識をまずは深めていこうと考える薬剤師。患者さんの要望に合わせて、指導を的確に行っていく薬剤師など。

プロ薬剤師でも1人1人方針が違うのです。

 

薬局に行くと、

どうせ皆同じこと言われているんでしょ。と思うかもしれませんが、同じ薬剤師でもやはり指導内容、方針が微妙に違います。

 

プロ薬剤師は医師に認められた薬剤師と考えてよいでしょう。1薬剤師としては、医師の処方方針に合わせて指導するのが一般的です。

しかしプロ薬剤師ともなると、1人の個として存在しており、医師とディスカッションした上で、プロ薬剤師の方針を述べているのです。

 

まさにこれこそが医薬分業だと思いました。医師の見地、薬剤師の見地があって、それぞれの立場から指導をする。これが現役の薬剤師の目指す形態だと思います。

 

しかしながら、現実は厳しいです。

そもそも医師と対等に話せるだけの知識と経験を持ってないと、土俵にも立てません。医師と対等に話すには、実力的には所属している薬局の中で指導する立場でしょう。

それでやっと医薬分業へのスタートラインでしょう。そこまで辿り着くには毎日勉強はもちろんのこと、将来は指導していくんだという強い意志が必要です。

 

それにプラスしての薬剤師の素養、勉強好きか、人に指導するのが上手いかなどあって、ようやくプロ薬剤師になれるかなれないかというレベルでしょう。

 

そこまでの選ばれし薬剤師なら、人が集まってもくるでしょう。それが宗教家なのです。