どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【スキル積み上げ】薬と疾病を同時に勉強する

はい、太郎です。

 

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今回はスキル積み上げの話です。薬剤師はスキル積み上げのために、薬の知識だけではなく、疾病の知識についても身につけています。

 

どのような病態をおおよそ把握していないと、薬の服薬指導についても奥の深いことを指導できないからです。

 

ここで注意しないといけないのは、薬剤師は診断はできないということです。服薬指導の時に、疾患に関しては把握しているのは大事ですか、確定的に疾病はこれだから、この薬が出てるなどの指導はできないのです。

 

とにかく、疾病を確定することはできません。この領域は医師の絶対領域なので、侵してはならないのです。

 

また薬の処方も医師の絶対領域です。アメリカでは薬の選択も薬剤師ができますが、日本ではできません。診断と薬の確定を医師が全て行うので、日本では治療は医師次第ということです。

 

そしたら、薬剤師は何をするかというと、薬の解説が主です。医師にもよりますが、薬の説明をしている方と忙しいクリニックでしていないところがあります。

 

患者さんとしては、薬は出ていて、解説がなく飲めということです。昔は院内でその感覚が通用してきましたが、最近はインターネットを駆使する世代が患者さんに入ってきたので、出されたものを飲むというのが納得いかない方も増えてきました。

 

コース料理とかで、料理の説明をしますよね?その説明するのが薬剤師という役割というわけです。何も説明なくても、コース料理は食べることができますが、それでは味気ないという人もいるのです。

薬の服用と継続を助けるのが薬剤師の役割でしょう。なので、薬の解説とどういう作用をするのかは詳しく説明する必要があります。そうすることによって、薬の内容を理解したうえで服薬するので、継続しやすくなるということです。

 

薬剤師は太い方針を変更することはできませんが、患者さんの満足度を上げるのは、いかようにも可能なのです。