【薬剤師の年収】スキルと年収は相関しない
はい。太郎です。
今回はスキルと年収の相関に関してです。薬剤師は専門職ですが、スキルが高い人が必ずしも年収が高いわけではありません。
企業などではマネジメントを担う人材が高年収ですが、薬の知識が格段にあるというわけではありません。もちろん、ある人もいます。この人なら束ねられるというひとが、上に立てるのです。
薬剤師の能力を伸ばすのは、あくまでも現場です。現場では、自分の思う通りの服薬指導ができるでしょう。しかし、裏方業務では、薬剤師のように個を発揮するというよりは、サポート役に回るということです。会社員であるうちは、取りまとめのような裏方業務の方が高い年収になりやすいです。
薬剤師のスキルを高くして、年収を上げるには、薬剤師のスキルを活かして、一発当てるしかないでしょう。その1発あてるというのは、会社で出世するというものではなく、自営的に薬剤師関連の本を書いて売れたとか、講演をするレベルで、それが流行るとかです。
薬剤師はあくまでも専門職の職人なのです。これに、会社が関わるからややこしいのです。会社員では、上を取りまとめる人が高給取りですが、彼らがかならずしも薬剤師である人とは限らないのです。
しかし、上の立場の人は、薬剤師という専門職を取りまとめるので、より高い人間力がないと務まりません。それはそれでスキルなのです。ただ、薬剤師のスキルをかなり向上したのにもかかわらず、年収はあがりません。
薬剤師という資格があれば、誰が調剤しても単価が変わらないからです。入社1年目でも20年目でも、保険医療なので報酬は決まっているのです。
もし年収を上げたいなら、薬剤師をうまくまとめられるマネジメント力が大事です。なので、薬剤師のスキルとは少しズレてきます。この仕組みがなかなか薬剤師業界のレベルが上がらない理由でもあります。スキルが高い人が調剤すれば、点数が上がるシステムにすれば、皆こぞってスキル磨きに拍車がかかるでしょう。
私は、薬剤師のスキルを上げるのに、年収はこだわりません。むしろ、上がらないと割り切っています。将来はスキルを使って、指導書や本を作りたいと思っているので、いまコツコツとやっているのです。あとブログも。