【薬剤師の将来性】遠隔薬局は流行るか
はい、太郎です、
今回は遠隔薬局についての話です。遠隔薬局とはずばり薬のネット配送のことです。それが将来流行るかということですが、実際の肌感覚からすれば、流行ることはかなり確率として低いのではないかと思います。
私などはAmazonで買うのが普通という感覚ですが、患者さんの層はご高齢の方が多く、薬局に来て顔を見て薬をもらう。という感覚が普通です。薬に限らず雑貨や本もネットで買うという感覚は年配の方は少ないのではないでしょうか。
ましては自分の体に入れる薬を配送で済ますという感覚は、なかなかいまの世代の方はやらない行為ではないかと思われます。
また薬は薬局でもらうという認識が強いので、それを配送で済ますというのは、なかなか勇気がいるし、他の人は薬局で顔合わせてもらってるのに、自分だけ配送というのは不安にもなります。
保守的ではないのですが、顧客層がそのような感覚なので、まだまだ浸透するのは早いのかなあというのが現場の感覚です。もちろん今からやってもいいのですが、先過ぎると資金体力に底がつくので、大手などは着手してもよいのかなと感じます。
またアメリカではAmazonで薬のネット配送などありますが、日本は国土が狭いので、よほど僻地でないと受け入れづらいのでないかと考えます。アメリカであれば、かなり大きな倉庫みたいな薬局から、ドローンを飛ばして配送なども可能ですが、日本ではどうでしょう。
ドローンやヤマトで運ぶにしろ、薬局に車で行ったほうが早いじゃん。となります。技術的にはすぐできると思いますが、まだ受け入れがたいシステムとは思います。あと15年、20年は現体制でいくのではないでしょうか。それがいまの私の予想です。
いずれは大きな倉庫の薬局から配送という時代が来るには来ますが、それがいつなのかはわかりません。わかるとすれば、起業して億万長者になってます。