どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【薬剤師の実態】勉強はできるが、コミュニケーションが不足

はい、太郎です。

 

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今回は薬剤師の特徴をお伝えします。タイトルには、勉強ができるけどコミュニケーションができないと書いてありますが、皆が皆そうではありません。

 

実感も含めてですが、私も含めコミュ力がそれほど高くなくても淘汰されずに生き残ることが可能です。

10年ほど前から薬剤師の需要はピークを迎えたと言われていますが、10年経った今でもまだまだ求人が溢れています。

 

その背景として、薬剤師の多くは女性で占められていることと、男性は製薬企業などに流れてしまう傾向にあることです。

 

女性は結婚と出産を機にキャリアを中断するひともおり、薬剤師という前線から一旦退くのです。なので、その分薬剤師不足になります。

 

また、企業に流れた男性ですが、製薬企業を辞めて途中で薬剤師をやるという道もあるとはあるにはありますが、私の経験上、厳しいと言わざるを得ません。

 

まず、中途未経験に厳しいのが調剤業界です。私は20代後半でその業界に入りましたが、それでもやっと人並みになれたという状態です。これが30代から入るとなると、少々厳しいです。もし周りの男性が調剤一本できていると、ほぼ全ての科目がわかっていて、マネジメントや保険まで知っている状態です。そのレベルと同じ肩を並べるのは、継続性という意味で厳しいのです。みじめになり続けられません。中々企業から薬剤師職に参入というのはできにくいのが現状です。

 

以前は製薬企業時代に知り合った医師と組んで薬局やるというのもありましたが、これから薬局というのは以前よりリスクが高くなっています。業界的にピークをやや迎えたというのが現状です。

 

ということで、中々薬剤師の人材は飽和すると言われ続け、まだまだ飽和でないのがいま現在なのです。

 

そうすると、男性には結構いやすい場所であったりします。企業のようにハイスペックでなくとも、調剤の経験と男性というだけで、生き残るのが薬剤師の良いところです。仕事ができればなおよいですが、仕事があまりぱっとしなくとも、調剤と薬の知識があれば生き残るのが特徴です。

この世界は、仕事がバリバリできるビジネスマンの薬剤師1年目より、ぱっとしないけど薬剤師歴10年積んでいる人材が重宝されます。そして、その人を抜けることはなかなかありません。それが薬剤師職の強みであり、大きな壁なのです。

 

営業やビジネスは、職歴年数は関係ないですが、薬剤師職は専門職なので、何年研鑽を積んだというのが、知識となって重要なのです。