【挫折ポイント】茶番の服薬指導 〜お母さん編〜
こんにちは。帰ってきた太郎です。
今回は少しへこむような話です。大したことないと思う人はそうかもしれません。
服薬指導で信頼されてない場合は、何も患者さん側には期待されてないので、何も疑問を投げかけません。
ところが、患者さんの中には、信頼してはないけど、とりあえず茶番に付き合ってあげようかというお母さんのような方がいらっしゃいます。
例えば、皮膚科では先生から塗り方とか薬の効果も教わっているけど、薬局で同じような事を聞いてあげよう。という感じで来ます。
私の能力不足かもしれませんが、その場合は十中八九、定型文みたいな劇のような服薬指導で終わります。
誰得?って感じですが、薬歴に書くことができるので、その劇を遂行するのです。
それを知ってか知らずかお母さんも便乗してくるのです。このように患者として言えば定型文のように書けるでしょ?みたいな感じを出してくるのです。
もう空気感で劇の感じが分かるのです。ままごとのような、、
本当は問題解決するのが薬局の務めなのですが、プロレスのように台本はほぼ決まっているので、問題のような事は一切おきません。
問題が起きないので、薬局の管理者からも何も咎められません。次の処方箋をさばくことができるのです。
経営状は回転が早くそれでいいのですが、本当にそれでいいよいのかということです。立ち食い蕎麦ではないんだから、早くさばけば良いという問題でもないのです。
やはり1つ1つ問題解決をしていくことが、薬局では重要です。経営的にもこれをマメに実行することが長期的にも生き残るのです。
薬剤師もこの患者の抱えている問題意識を1つ1つクリアすることが長期的に成長する薬剤師になるのです。
卸業者のように右から左に薬を流していては、仲介のビジネスマンです。
患者さんの潜在的な問題を見つけ、即座に解決に導くことは、感覚的にも周りに少数しかいません。それを目指すことが薬剤師として重要です。おそらくこれは熟練の薬剤師を見ていて一朝一夕には身につくものではありません。
引き出しの多さ、伝えるフレーズ、場数、全て圧倒的に違うのです。
もうそのような熟練の薬剤師になれば、もはや患者さんも茶番を行う余裕もなくなるでしょう。