どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【フリーランス】無制限指名制度のプロ薬剤師が存在したら

こんばんは。太郎です。

 

f:id:cometarohpharma:20190704232349j:image

 

はい。今回はかかりつけ薬剤師についての話と、お金の話を少々。薬剤師にはかかりつけ薬剤師というものが存在し、それをもっと流行らそうという話です。

 

まずはかかりつけ薬剤師ではない一般薬剤師についてから。

 

一般薬剤師が1日にさばける処方箋枚数は40枚と決まっています。なので、どんなに指名があっても法律の壁があって1日40人以上は担当できないのです。

 

お金の話をすると、技術料など低く見積もって、1枚2000円にしましょうか。本当はもっと高いかもしれませんが。。これに40枚に25日営業したら、月1000枚。薬剤師1人あたりの限界の粗利は月200万です。そこから事務の方や、もろもろの経費を引くので、もらえる額はもう少し下がって100から150万くらいでしょうか。ざっくりとしすぎてすみません。

なので、薬剤師が保険調剤のみで年収1000万プレイヤーになるのは、ほぼ厳しい話なのです。出世したら管理者として可能かもしれません。

 

ところが最近は、かかりつけ薬剤師という制度ができてました。

患者さんと薬剤師が契約することにより、特定の薬剤師が服薬指導することによって普段より多く指導料を頂けるというものです。

 

簡単に言うと、患者さんが薬剤師を指名できるということです。

一時期、美人薬剤師がおっさんと契約することによって、キャバクラではないんだからと物議を醸したことが少しありましたが、、

一般的にはかなり薬と疾患の知識と造詣が深い薬剤師が、患者さんを個別に生活スタイルも踏まえて指導しています。

 

これはよい制度だと思うのですが、1人の薬剤師がさばける枚数の壁があるので、そこまでは流行っていないのが現状です。

いや、本当の現状をいうと、かかりつけ薬剤師の契約を患者としても、オーナーは喜ぶけど、薬剤師に金銭的なリターンがあるわけではないので流行らないのです。

 

このかかりつけ薬剤師で契約した処方箋枚数を無制限に担当できることにしたらどうでしょう。極端な提案かもしれませんが、それなら、薬剤師も客に選ばれるように努力し、レベルの高い薬剤師集団になると思うのです。金銭面でも指名が多い薬剤師には、高い報酬をオーナーが払うことも可能です。

 

そして、かかりつけ薬剤師の最終形態は、講演でしょうか。カリスマ薬剤師の個別服薬指導を講演という形で実現させて、登壇してもらい、スーパーアリーナで服薬指導について総論を語るのです。

そこまで行くと、本来国の目指した地域に根ざした薬剤師という像からかけ離れるかもしれません。

 

しかしながらスーパーアリーナでの薬剤師登壇はインパクトがあります。業界に風穴は確実に空けるでしょう。