【薬】薬剤師が思う良い薬って?
こんばんは、太郎です。
はい、ついに薬についてのブログです。専門的すぎると、エビデンスとかの絡みがあるので、薬に対する感想とかを述べていきます。
薬剤師が思う良い薬は?というか私が思う良い薬なんですが。
それは、昔からある古き良き薬ですね。
割と安価で昔に開発され、いまでもかなり使われているものが好きです。それだけ信頼がある薬なのでしょう。
ムコダインとか結構好きですね。薬価は忘れましたが、10円前後だったと思います。安くても医師に信頼される薬は好きです。
ムコダインは痰をさらさらにする薬です。風邪にも使われるし、結果的に湿った咳とかにも効きます。ムコソルバンと合わせるとMM処方で、より効果を増すよい薬です。
逆に製薬企業の延命のような薬はどうなのかなあと思います。薬価も200から300円するものです。画期的というより改良版の薬です。薬を見ればなんとなくわかります。
医師としては、改良版の薬を選べば治療効果も高くなる。薬局も売り上げ単価を上げられる。薬の卸もバックマージンとかで喜ぶ。MRも売り上げを達成できて喜び家族を養える。全てが喜ぶビジネススキームになっていますが、、
でもなんか少しどうなのかなあという感じがします。やはり、医療はビジネススキームではないよ。というのがあるのかもしれません。
鳥人ブブカのように1センチずつ世界記録を更新する感じに似てます。
ジェネリック対策の為のOD錠開発や、その先の改良版を小出しで出していって売り上げを維持させていくのです。
私も営業やっていてなんとなく分かります。批判をするつもりはないのですが、医療というよりビジネス臭がすごくする薬は、ちょっと薬剤師の立場としてはなんかなあとも思います。
でも民間企業であるからこそ、競争によってよい薬が生み出される面もあります。なので、ビジネスが医療に関わるのは、必要悪ではないですが、切り離せないものでしょう。
最後にですね、先発メーカーが作っているジェネリックも好きということを述べたいです。
所謂オーストナイズドジェネリックと言われるものです。略してAG。
AGとは、先発メーカーの薬と全て中身が同じで刻印だけ違うという、ジェネリックのようで先発メーカーの薬です。
これは結構患者さんにはお買い得だと思います。薬局でこれはAGですか?と言えば、嫌な顔されますが、教えてくれます。AGではありませんとほとんどは言うでしょう。
メーカーも仕方なく売り上げをゼロにするよりは、ジェネリックにして、6かけくらいでもかすめとりたいという意図があるのでしょう。
AGは好きですね。先発しか飲めないというひとにもオススメです。もともと先発ですしね。
こんなところでしょうか。
まとめると、私はAGとムコダインが好きということです。
終わり