どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【指導薬剤師】薬剤師は生涯学習で終わるのか?

はい。太郎です。

 

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最近、ベテランの薬剤師の方が、薬剤師は生涯学習だというが、学習するだけで終わってよいのか?という事をおっしゃっていました。

 

薬剤師は多くの方から学んでいるが、それを誰かに教え渡すという事はあまりないです。なくはないですが、そのような雰囲気ではあります。

 

業界特有のトラブルが起きやすい職場というのも関係しているかもしれません。

 

【挫折ポイント】薬局ではあまり話さない? - どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

 

以前のブログでも紹介しましたが、少しの言い方でトラブルになる可能性はあります。自分だけ技能を高めて、迷惑をかけなければ大丈夫だろうという空気はあるのです。

 

でもそれを続けていると、高めた技能は学習するだけでよいのかと思うようになります。これで人に教え渡すという業界全体の流れになれば、もっと薬剤師業界は盛り上がります。

 

そして、ベテランの方は、指導薬剤師が今後もっと必要だと述べています。私もそれはその通りだと思います。薬剤師人口が増えていく中で指導薬剤師の養成は必須課題でしょう。指導薬剤師が業界内で活躍することが、今後の薬剤師業界を高めることに繋がります。

 

学んで人生終わりではなく、学んだことを次の世代や業界の貢献に使うことです。どんどんベテランになっていく過程で、学ぶ方から伝えていくほうにどんどん切り替えていくべきでしょう。

 

薬剤師人口は、ますます増えていきます。これは薬局の増加に伴って増えましたが、いつかあぶれる時がくるのです。その為に備えて、業界がレベルの高いものになるのが、全員共存できるのです。国が守っている保険調剤以外でも活躍できるには、薬剤師個々のレベルアップが必要です。

そのシステム作りで、指導薬剤師の養成が非常に必要なのです。大ベテランの薬剤師の方も、そうおっしゃっているのだから、間違った方向ではないでしょう。

 

指導薬剤師は5年程度の実務経験がまず必要です。そこからいろいろ課題をこなさないといけません。そして、実際指導するという実践が必要です。なので、早く見積もっても、10年以上は養成にかかるでしょう。普通にストレートで何も迷わず行って、30代後半くらいから指導薬剤師として稼働できるでしょうか。

 

私はいろいろ道に迷ったので40代前半くらいです。そう考えるとあまり時間は残されていません。とりあえず、今は多くのことを吸収して、且つ勉強をみっちりして、まず患者さんにしっかり指導できるようになりたいです。

 

いまのインプットを大事にして、それを後世に繋いでいきたいです。