どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【薬剤師のキャリア】薬局の社長にはどうやってなるか

はい、太郎です

 

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今回はキャリアの1つとして薬局の社長のなり方について説明していきます。社長という名刺をもらっても、世の中には本当に鬼のように多く社長がいるので、なにやってる人だかわかりません。

お金に余裕のある社長は、名刺すら持っていませんし。。どこかで寝てるかもしれません。

 

まず社長になるのは簡単だということです。会社を作って、名刺に社長とかけばよいのです。

 

そんな前置きは置いといて、実際の薬局の社長の成り方です。

私が今まで見た中で、だいたい3つに分かれると思います。

 

まず1つは、会社を作って薬局の社長になることです。これが1番イメージできるかもしれません。ただ、だいたい頓挫します。当然ながら。

現在の主流は、薬局をそのまま買収しようというものです。薬局バブルからそろそろ20年経とうとしていて、バブルの最初の方に薬局経営した方がちょうど引退する頃に差し掛かるので、売却案件が多めなのです。

それよりも財源の縮小により、薬局経営が困難になってきているのでしょう。それにより売却が増えてきています。

 

うまく薬局を買うか、自分で薬局を開局すれば、社長になれるでしょう。どちらにせよ、医師とコネクションが1番重要です。引き継いだ薬局の処方箋を集めるなどするのが経営安定の鍵ですね。

 

そして2つ目です。

これはリスクが低いですが、時間が長いです。大手チェーン薬局で中途か新入社員でなかなかの上位のポジションになり、子会社の社長になれるのを待つのです。

大手企業は、収益性の高い薬局をどんどん買収しています。最終的には大手の本体に統合するのですが、その前のつなぎに大手の幹部級が子会社の社長として出向するのです。そして、またどこかの薬局グループを買収して、そこの子会社の社長になるというルートです。

 

でも実際は雇われ社長なので、売却前の社員の反発があったり、元オーナーのワガママに振り回されるなどして、報酬以上の精神的負担があるみたいです。それでも社長になりたいというなら、この道が確実かもしれません。

 

そして、最後3つ目は、中途で経営人材を募集している薬局を見つけることです。

このルートは、薬剤師が形成していくキャリアというより、財務、経営のコンサルタント寄りの人材になります。

 

最近は、会計事務所が薬局のM&Aにも乗り出していて、売るまでの繋ぎとして会計事務所から経営人材の募集をしているのです。

もちろん薬剤師のキャリアを積んだ人材も募集しています。ただ、それには薬局の経営をした実績が求められます。キャリアとしては一旦大手薬局チェーンで出世して、経営側に回り実績を積み採用に臨むというものです。最低でも薬局数店舗のマネジメントと薬局経営のノウハウを知らないと薬剤師出身からは厳しいでしょう。

もしくは、20代の新卒の時から、バリバリの経営コンサルタントで腕を磨いて、事業会社に移るというものです。会計事務所が買収した薬局の社長もそのようなキャリアを積んだ方でした。薬局の実務はあまり分からないけど、経営など数字はかなり知っているという方です。

 

どうでしょうか。薬局はたくさんあるので、社長になるのは、比較的容易かもしれません。起業しても成れますし、サラリーマンからのルートもあります。キャリアとかめんどくせえという人は、会社を興して社長を名乗るのが手っ取り早いでしょう。