どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【薬剤師の将来性】歳とって頭脳系

はい。太郎です。

 

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定年が65になり、そして70までとなっていきます。薬剤師も定年とは少し無縁ですが、定年近くまで働く事となるでしょう。

 

今回のお題は、歳とって頭脳系という事で、薬剤師の働く質を変えていきましょう、という事です。

 

以前のブログでも話しましたが、30代の薬剤師はバリバリ動けて働けて、苦労せずに生活も出来ることでしょう。しかしながら、同じ働き方を50代、60代になってもは続けられません。50代ではその年代で勝るもので勝負していかなければ、淘汰されてしまうのです。

 

40.50代以上では、やはり今まで培ってきた経験がものを言います。30代の人と競うように仕事をしていては、競り負けてしまうでしょう。

 

薬剤師で言うと、20代、30代プレイヤーで頑張ってきた成果を40代、50代で次の世代へと伝えていくのです。薬剤師は、勉強だけでは測れない熟成期間のようなものがあります。勉強ばかりして、それを患者さんにアウトプットでもよいのですが、それだけではなかなかうまい服薬指導ができない場合が多いです。伝えるコツもありますし、医師によって処方意図が変わってきます。それは、勉強だけではまかなえきれるものではありません。

 

圧倒的な経験の量と良い指導が大事になるのです。薬剤師を指導していくという仕事はまだまだ現場では足りていないように思えます。それが出来る薬剤師が少ないということを指しています。まだまだ業界としては未発達なところで、伸びる余地があるでしょう。

 

20代、30代の体力のある薬剤師とそれを指導していく40代、50代。このバランスがうまく噛み合うと業界も自然と伸びていくように思います。これが指導者ばかりであると、今度は老害だとして停滞を招くことになり、指導者が少ないと業界の伸びが薄くなるのです。

 

各年代にちょうどよい世代交代があると、業界も熟成して、伸びていきます。どの業界もそのうまいバランスの中で保たれているのではないでしょうか。

 

それに、年代ごとに働き方を変えた方がモチベーションも保てて、やりがいのある仕事になる気がするのです。