どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【スキル積み上げ】継続の薬で知識を磨く

はい。太郎です。

 

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今回は、どうやって薬剤師がスキルを磨いているか説明致します。

 

結論から言うと、いつも同じ薬が出ている患者さんで磨いている場合が多いです。

患者さんにとってはまた同じ薬の説明しているよ、という思うかもしれませんが、薬剤師はそれによってスキルを磨いているのです。薬剤師の立場としては、患者さんに薬効の再確認の為に薬の説明を繰り返し行っているというのが理由です。そこを活用して、薬剤師のスキル磨きをしているのです。

 

知識を出力することで、薬剤師のスキルが向上します。なので、すでに薬効などある程度分かっている患者さんで行うと、患者さんにはある程度分かっているので、安心して知識の確認と患者さんとの体験のすり合わせができるでしょう。

 

薬の知識と、実際の患者さんの薬の使用感には開きがあります。そこを埋めて、使用感や効果なども理解している薬剤師が凄いのです。

 

病気になれば、薬を飲むので効果、実感が分かりますが、そうはいきません。実体験として理解するのは限界があるのです。限界はありますが、多くの患者さんの使用感、体験を元にして限りなく薬の効果体験を自分の中で作っていくのです。

 

それを積み重ねれば、新しく説明する患者さんにも、効果や使用感を正確に伝えることができるでしょう。

 

これは数年の差では埋まりません。薬剤師は職人で何十年もコツコツとやって、患者さんの生の体験の積み重ねが良質な服薬指導が生まれるのです。

 

ここで、気をつけなければいけないことは、患者さんの声を聞いただけで終わってはダメなのです。ただ、人の話を左から右に流しただけになってしまいます。その声をちゃんと理屈付けて、勉強して自分の腹の中に収めなければなりません。

 

私はかつて、1人薬剤師で、勉強を疎かにしたまま服薬指導に臨んでいましたが、ダメなのです。服薬指導の数はこなしてましたが、そこまで、実力はつかなかったと振り返って思います。

 

毎日、コツコツと向上心を持って勉強して、且つ服薬指導もして実務も交えながら仕事をすると、伸びるのです。どちらか片方ではダメでしょう。インプットアウトプットどちらも必要です。

 

知識、使用感、患者さんの体験談を踏まえて、服薬指導に臨めば、絶大なる信頼を得ることができるのです。

 

薬局で、薬の説明をしているときは、スキルを磨くためかもと思って、優しく聞いてあげてください。