どん底薬剤師の這い上がり@帰ってきた太郎

〜 そして薬剤師業界の勃興へ〜

【どん底から光】どん底薬剤師の這い上がり まとめ パート2

はい、太郎です。

 

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今回も以前に引き続き、どん底薬剤師の這い上がりの経緯を話します。

以前のブログでは、棚の場所がわかって、管理薬剤師と仲良くできるというところまで話しました。そして、やっと患者さんに説明できるのですが、まず何を説明したら良いかということに戸惑うと思います。

 

薬の特性をコツコツ覚えるのですが、何千種類とあるので、覚えきれません。それでもコツコツとやる以外ないのです。

そしてやっと時間をかけて薬を覚えたら、説明するのですが、患者さんにとってはあまり必要性のない情報だったりもします。

 

薬の特性を覚えた上で、2段階目に患者さんに説明する必要があるのです。この段階があるので、なかなか新卒ではない中途の未経験薬剤師は這い上がれないのです。

 

まずすぐには薬の特性を覚えられません。毎日2時間くらいの勉強を1年すると、やっと身についてきたという感じです。

中途の未経験薬剤師は、歳もそれなりにいっている可能性がありますし、他業界で何年か過ごすともう30代です。家族ももっている場合もあるので、その時間を確保しながら、働いてさらに勉強するのです。結構厳しいですよね。

 

薬剤師は中途の未経験にはすごく厳しい業界なのです。センスでは高い能力が発揮できにくい業界です。何年もスキルを重ねる職人系の仕事なので、他の会社員時代で培ってきたビジネススキルなどは、あまり使われないのです。経営に携わるようになれば、発揮されるかもしれませんが、薬剤師の現場では新卒の1年目の扱いと同じになるのです。

 

それでもコツコツと勉強してやっと患者さんと話す余裕ができて、そこからやっとスタートなのです。その下地ができるまで、2から3年かかるでしょう。

 

またさらにその先には門前との医師との仲もうまくやらなければなりません。医師とうまくやらなければ、会社員薬剤師ならば、転勤もあります。医師との人間関係は、薬剤師のスキルが高ければほぼクリアできる問題でしょう。

 

まとめとしては、服薬指導するのに、薬の勉強をして、もう1段階、患者さんにうまく伝えたりする鍛錬が必要なのです。その2段階があるため、なかなか未経験では厳しいと言われる所以です。薬剤師は、未経験資格ホルダーの人からは、すぐできると見られる傾向がありますが、私の経験上、到底すぐにはできないし、専門職なので経験かものを言います。私もかつてはすぐできると思ってましたが、10年早かったのです。