【薬剤師の将来性】薬剤師こそ攻めが必要
はい。太郎です。
今回は薬剤師の仕事をするに上での姿勢について述べてみます。
薬剤師の仕事は、ただ薬を渡すだけでも、じっくり服薬指導をしても、どちらでも仕事をしたということになります。
仕事をしたというのは、薬局で薬学管理料という名の手数料をもらったということです。定年なくいつでも仕事ができるという所以は、そこにあります。
しかしながら、楽して仕事を全うしようというのはあまりよろしくありません。楽して金をもらうというより、楽するとあとで自分に返ってくるからです。
薬剤師はスキルの積み上げの仕事なので、コツコツとスキルを積む癖をつけないと、時間だけ過ぎて、全く役に立たなくなります。
スキルをつけるには、毎日攻めの心構えが必要です。安泰安定を捨てて、新しいことにチャレンジをしてみないといけません。
薬剤師の場合で言うと、直近で手に入れた知識を使って服薬指導するとか、違った角度から患者さんにアプローチしてみるとかです。同じ患者さんに対して、違ったアプローチを試してみるのです。
この患者さんは血圧の事を中心に聞きたい人で、それを中心に話せば終わりというのが守りです。忙しいときはそれでも良いでしょう。患者さんが興味あることを話しているし、それに納得する確率も高いので、OKと言えます。
攻めというのは、血圧の知識について興味があるとわかっていても、その話は封印してあえて、食事指導の話をするとかです。どう反応するかはやってみないとわかりません。すごく興味を示す場合もあるし、血圧の事聞きたいのになぜと困惑し、怒るかもわかりません。
どうでるかわからないことに踏み出す指導が攻めの指導です。それに臨機応変に対応していくのが、プロの薬剤師でしょう。
わかりきった答えを出すのが安全で確実ですが、いざ緊急時にどうするかというものに弱いです。脳が守りに走るとそれに慣れてしまい、安全ゾーンを出なくなり、いつしか危機を感じることすら脳が忘れるかもしれません。
それだと衰えるし老けます。薬剤師は、どちらかというと守りの職ですが、あえて攻めに転じることで、スキルに幅ができ、多くの経験をもたらすかもしれません。
その積み重ねが人生をより豊かにしていくものだと思います。
なかなか攻めることは不安定で怖いです。それは皆同じです。全てが攻めでなくてよいので、1時間でも攻めの姿勢を作ると、変わります。