【薬剤師の生き方】お金持ちにすり寄る生き方
はい、太郎です。
今回は生き方に関してのブログです。よく漫画とかで権力者にすり寄る人が描かれていますが、まさにあれです。
私は一回取引先の社長で懇意にしてもらったことがあって、まさに漫画のようなことが起きました。毎日、寿司とか肉とか食べていて、いい思いをしました。普段では食べられない高級なものも食べていて、かなり太りました。
しかしそのいい思いには麻薬のような反動もあったのです。まず見えない圧力。これが1つです。要するに接待漬けにされてしまったのです。取引でも少々無理を言われるようになり、法律に少し抵触することも言ってきました。その社長が言うには、ギリギリをいかないとビジネスは儲けにはならないと。確かにそれはわかります。そしていい思いはさせていただきました。
ただ、そのスキームの是非はおいといて、相手にする人が違うと思いました。相手は自営業、私はサラリーマン。そもそも生きている環境が違うのです。リスクを冒して売り上げをあげたとしても、自分にリターンがあるわけではなく、自分の会社にリターンがあるので、そこまでリスクは冒せないのです。
そしたら私も自営業になればよいのでは?という方向もありましたが、そこまでの覚悟はなかったのです。シビアな言い方かもしれませんが、その社長の歳も70超えていて、いつ引退するかわかりません。息子さんがいましたが、その息子さんとはほぼ交流がなく、むしろ私の存在を疎ましく思っていたでしょう。
息子の代になれば、売上が途切れることは明白でした。
私は接待漬けという麻薬に漬けられましたが、苦渋の決断で縁を切りました。この前ずるずると関係をつなげても、法律に抵触したことをすれば、薬剤師免許すら消える恐れもあるからです。
リスクとリターンに見合っていなかったのです。お金持ちと入れば、自分もお金持ちになるというのはほぼ正しいでしょう。ただ、それには自分もその世界に入らないといけません。サラリーマンの立場では同じようにビジネスをしてはいけないのです。
なので、証券マンや銀行員はすごいなと思います。無理難題を経営者から言われて、それに合わせるけど、サラリーマンという立場上、報酬は見合ってないし、黒いこともやっているとは思います。
学んだ事。
接待漬けにされると麻薬のように危険です。こちらが売る方なのにご飯など奢られるときは、何かあると思ったほうがよいです。サラリーマンの立場でいるときは、お金持ちの世界に思い切って入って一蓮托生でビジネスをするか、それかご飯だけたまにするくらいの関係にするくらいがよいです。
接待はされるけど、ビジネスをする覚悟はない。というのは虫が良すぎるのです。いい経験でした。結果的にトラブルまでは起きずに切り抜けました。